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鉄分不足になると倦怠感を感じる?

鉄分不足になると、鉄分によって作り出されているヘモグロビンも少なくなってしまいます。このヘモグロビンは酸素を取り込んで体中の細胞などに酸素を送っているのですが、ヘモグロビン自体が少なくなってしまうと、血液中の酸素も少なくなってしまいますので、細胞も酸欠状態になってしまいます。

 

ですので、ちょっと体を動かしただけでも息切れをするようになってしまったり、疲れを感じるようになってしまうのです。さらに、乳酸は疲労物質といわれているのですが、この乳酸というのは酸素が足りなくなってしまう取り除きにくくなってしまうとされています。

 

ですので、鉄分が不足してしまって、血液中に十分に酸素がなかったら、乳酸が溜まってしまって、余計疲労感を感じるようになったり、だるさを感じてしまうようになるのです。

 

酸素カプセルに入って、酸素を取り込むことで疲れなどが取り除かれるのは、細胞に十分に酸素が供給されるようになったことで活性化したり、乳酸を取り除いているからだとされています。

 

また、鉄分が足りていない状態になると、コラーゲンを作り出すことも出来なくなってしまい、肌がたるみやすくなったり、血管の柔軟性が失われてしまいやすくなります。

 

特にふくらはぎのように、心臓から離れている部位というのは、血液があまり送られませんから、血管の状態が悪くなってしまうと、酸欠になりやすくなります。そのため、ふくらはぎというのは鉄分不足になると特にだるさを感じやすいといわれています。

 

さらに倦怠感を感じるようになるだけではなく、むくみが生じてしまいやすくなったり、下肢静脈瘤に発展してしまう危険性もあります。ですので、倦怠感やむくみなどの症状があるのであれば、放置をするのではなく鉄分不足を疑って、鉄分を摂取するようにしましょう。

 

下肢静脈瘤になってしまうと、血管が膨らんでしまい、潰瘍になってしまったり、色素沈着になりやすくなるといわれています。

 

軽度であれば、ビタミンCや鉄材を摂取して、経過を見ながら治療を行っていくケースが多いのですが、重度の場合は、最悪手術をして治療をしなくてはならなくなってしまいます。ちなみに男性と比べて、鉄分不足になりやすい女性のほうが下肢静脈瘤になりやすいといわれていますので、女性の方は特に注意しなくてはなりません。

 

鉄分を摂取することによって、脚や全身の倦怠感や疲れを取り除くことが出来るようになります。

 

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